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【教えます】相手に「深い」と思わせる、個性的な比喩のつくり方【文章術】

こんにちは堀 理穂(@hori_riho)です。

比喩を覚えると表現の幅が広がりますよーって話をします。

【比喩】とは
物事の説明や描写に、ある共通点に着目した他の物事を借りて表現すること

分かりやすく言うと「たとえ話」です。

  • 海のように広い心
  • 太陽のように眩しい笑顔

だれでも聞いたことがある表現ですよね。

でも、

ありきたりすぎてつまらない…って思いません?

比喩っていうのはもっと自由で、自分らしさを表現できるものです。どうせなら個性的な比喩を作りたいじゃないですか。

今回紹介するのは“オリジナリティに溢れる”比喩のつくり方です。わたしが考えた“オリジナル比喩”を例に出しつつ解説します。

比喩ってのは技術なので。つくり方をきちんと勉強すれば簡単に作れるんですよ。

「表現の幅を増やしたい!」って方は、ウォーリーを探すときのようにじっくり見ていってくださいね!

個性的な比喩のつくり方

比喩といえば「〇〇のような〇〇」って表現ですね。この基本型に当てはめて使っていきましょう。

使いやすいだけじゃなく、シンプルゆえ応用がききます。

①自分の経験をつかってみよう

最も簡単な方法が『自分の経験をもとにする』です。

例えば食レポをするんだったら、

  • 何も言わず会社を去っていく人のようにサッパリした味だ!
  • snowで撮った顔のように綺麗な盛り付けだね!
  • iPhone Xを初めて触ったときくらい衝撃的な辛さ!

どうでしょうか。あんまり見ない表現じゃないですか?

ちょっと分かりづらいくらいが丁度いいんです。

「え? その言葉持ってくるの!?」みたいな意外性で印象に残ります。

ちなみに↑の例文はわたしが記録している『ライフログ』から抜き出して比喩に使って見ました。

【ライフログとは】
毎日の行動や感情を記録したもの

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②あえて引っかかる部分を入れてみよう

相手に「深〜い」って思わせるにはどうすればいいか。

わたしが思うに『深い表現=考えさせられる表現』です。

つまり深い比喩をつくるポイントは、相手に考える余地を与えること

これはストレートで簡潔、分かりやすさ主義とは真逆。言ってしまえば『邪道の文章術』ってやつです。

例文を出しますね。

  • プレミアムフライデーのような無意味さ
  • サザエさんをリアルタイムで見ているときのような寂しさ

プレミアムフライデー、サザエんさん。どちらも本来はポジティブなイメージを持った言葉ですね。

それなのに「無意味」「寂しさ」に向かって比喩を作っています。

『〇〇のような〇〇』という比喩のフォーマットを逆に利用して、意味をひっくり返すんです。

これによって経験した人にしか共感できない引っかかりをつくっています。

  • プレミアムフライデーはほとんど実施されることがなく、すでに無意味化している
  • 日曜夜に放送されるサザエさんは、「また一週間が始まってしまう…」と絶望に襲われる社会人が一定数いる

裏事情を知っていれば、残業やパワハラに怯えている社畜のみなさんの心にグサリ☆です。

受けとる人に「え?どういうこと?」と思わせればこっちの勝ち。

言葉の矛盾をうっすらと含ませ、“モヤモヤ〜 → なるほど!”の連続コンボを決めています。これが邪道の文章術です。

 

ちなみに↑の例文は悲しきかな、わたしの社畜経験(現在進行形)があってこそ生まれた比喩であります…。

いつか純粋な心でサザエさんが楽しめるといいなぁ(遠い目

深みレベルをさらに上げるには


まだまだ深みは作れます。さらなるステージへ進んでいきましょう。

次に紹介する比喩はこれです。

ドラえもんが未来に帰ったときのような解放感

どうでしょうか。

この文章を読んで、「おや?」と思いませんか?

映画『さようなら、ドラえもん』を見た人ならピンと来るはずです。この心境が本当は何を表しているのかが。

以下解説。

この文章では『開放感』という言葉に向かって比喩をかけています。

『開放感』という単語がもっている“清々しさ”ではない、別の意味を付与しているのです。

表面上では「ドラえもんなんて居なくったって大丈夫さ!むしろせーせーするぜ!」と強がってはいるノビタくん。

でも実際に感じているのは“心にぽっかり穴が開いたような虚無感”であり、それこそが言葉の裏に隠されたノビタくんの本当の心理です。

つまりこの比喩は「本当は複雑な事情があるけど、強がって無理やりポジティブに振舞っている感じ」を表現しています。

「ぼく一人の力で君に勝たないと、ドラえもんが安心して未来に帰れないんだ…!」と叫びながらジャイアンに立ち向かう姿を思い出しますねぇ。

比喩を使うことで、ここまでの深みを作ることができるよ!っていう例です。

これを実際に使ってみましょう。

ついに今月から一人暮らし!まるでドラえもんが未来に帰ったときのような解放感だよー!

今ちょうど4月なんでね。大学生や新社会人、新生活のスタートを切ったばかりの皆さんにグサリ☆ですよ。

↓のような感情を表現しています。

ついに親元をはなれて一人暮らしをはじめました。いざ自分で始めてみると不安がいっぱいです。

たった6帖しかない1Kマンションなのに、なぜかとっても静かで、ものすごく広く感じる。

あぁ、ホームシックってこんな感じなんだ…。

それでも入社式は待ってくれない。立派なおとなに、一人前にならなくっちゃ。

そうだ、これからはひとりでなんとかしなきゃいけないんだ。泣き言なんて言ってる場合じゃないよね!

お母さん、わたしがんばるよ…!

・・・このように。

『開放感』というポジティブな単語を使ってはいるものの、それ以上の意味を文章に含ませることができるのです。そう、比喩ならね!

比喩ってすごい!比喩バンザイ!!

 

ただひとつ欠点がありまして、

ツイッターで↑みたいな例文をつぶやくと、

 

友「ひとり暮らしいいなー!」

みたいなリプライしか返ってきません

受け取る側の共感力があって初めて成立する比喩表現です。深みレベルの高さゆえ、使いどころには気をつけてくださいませ。

まとめ:比喩ってステキだよね

以上、個性的で深〜〜い比喩表現のつくり方でした。

わたしは深みのある文章が好きです。おもしろい表現を見ると、まるでその人だけの世界が広がっているように感じます。

そのなかでも比喩っていうのは特別自由で、自分らしさを表現できるものだと思っています。

わたしも面白い比喩が思いついたらどんどん使っていきたい。

 

さいごに今回のポイントをおさらいします。

  • 自分の経験をつかって共通点を見つける
  • 考える余地を与えるために、あえて引っかかりがある表現をする
  • 調子にのって深みレベルを上げると失敗する
  • 映画「さようなら、ドラえもん」は名作である

みなさんの個性的な表現で世界を彩りましょう!

おもしろい比喩が思いついたら、ぜひとも堀 理穂(@hori_riho)まで教えてくださいね〜

「たとえる技術」って本が参考になります

今回紹介した比喩のつくり方は、この本に書いてあったことを元にしています。

わたしなりに少しふざけて アレンジしてみました。

邪道な比喩じゃなく、本物の比喩を使いたい人は読んでみてください。

以上、堀 理穂(@hori_riho)でした。ありがとうございました。