「ビジネス書はたくさん読むけど小説は読まない」
という方は、結構いるのではないでしょうか。
かくいう私も、ビジネス書ばかりを大量に読んでいたんですが、最近になって小説も読むようになりました。
物語が楽しめるのはもちろん、小説を読むことには様々なメリットがある気付いたんですよね。
小説を読むことで得られる副次的なメリット
①共感力が上がる
②ユーモアや語彙力が身に付く
③多彩な比喩に触れられる
④想像力が鍛えられる
⑤周りに読書仲間が増えるとはいえ、これらはあくまで副次的なもの。
やはり1番のメリットは「面白い物語が楽しめる」ですね!!
— りほりほたん@1000冊読了 (@hori_riho2) August 15, 2019
小説から得られるメリット
- 共感力が上がる
- ユーモアや語彙力が身に付く
- 多彩な比喩に触れられる
- 想像力が鍛えられる
- 周りに読書仲間が増える
今回の記事では、この5つのメリットを深掘りして解説していきます。
普段ビジネス書を読み、自己啓発に励んでいる方だからこそ、小説から受けられる恩恵をより実感できるはずです。
ビジネス書が好きな方にこそ小説を読んで欲しい。
この記事をきっかけに、ぜひ一度手に取って頂ければと思います。

目次
小説から得られる5つのメリット
①共感力が上がる
共感とは、他人の感情を自分のことのように感じとること。
主人公やヒロインを通して「あ、その気持ちわかる!」「これがもし自分だったら...」と、
自分と照らし合わせる経験をしたことがあると思います。
それが共感力であり、人間関係に欠かせないコミュニケーションスキルです。
共感力が上がると、相手の視点でものごとを考えられるようになります。
より広い視野を得ることができます。優しさや思いやりにも繋がりますね、
なぜ小説で共感力が上がるのかというと、物語の全てが文字だけで表現されているから。
映画やドラマとは違い、小説ではセリフだけでなく、地の文・独白などで感情がより複雑な文章表現を使って描かれています。
明確に言語化されているため、登場人物の感情が伝わりやすいんですよね。
特に一人称(主人公視点)で書かれた本は、主人公と読者が同じ情報を共有しながら物語が進んでいきます。
同じ目線で物語に入り込めるので、感情移入しやすいのが一人称小説の特徴です。
②ユーモアや語彙力が身につく
小説に登場する人物は、ほぼ例外なく個性的です。
性格がハッキリしていて、しゃべり方も特徴がある。そんなキャラクターたちの何気ない会話のやり取りが面白いんですよね。
ボケやツッコミがあって、下手なお笑い芸人よりも面白い。そのまま日常生活でも使えるようなものも多いです。
名セリフがあったら使いたくなるし、会話で面白い返し方があったら真似してもよし。
小説のキャラクターの流れるような会話は勉強になります。

③多彩な比喩に触れられる
まるで天使のような笑顔になった
背筋が凍るほどの寒気を感じた
上に挙げたのは教科書に出てきそうな普通(?)の比喩ですが、プロの作家が生みだす比喩となるとレベルが違います。
言葉遊びのようでユニークなもの、思わずため息がこぼれるほど感心する表現なども出てくるんですよね。
普段お目にかかれない、多彩な表現を堪能できるのも小説の醍醐味です。日本語の奥深さ、鮮やかさを堪能できるのも良いですね。
型にはまらない自由な表現に触れれば、創造性が上がること間違いなしです。

読むと比喩の世界が広がるので是非1冊読んでみて欲しいです。
また、比喩の作り方が知りたい方は『たとえる技術』という本もおすすめです。
④想像力が上がる
創造性を養うには想像力を鍛えましょう。
キャラクターから人物像を想像する
表情、仕草、声のトーンなど、読んだ文章を元に、人物のイメージを頭の中で組み立てています。
台詞、地の文から物語の登場人物をイメージして、
面白いことに、小説には棒読みのキャラクターが存在しないんですよね。無意識のうちに想像力で補完しているので、自分にとって“しっくりくる”キャラクターを作り上げているのです。
ストーリーを想像する
読み進めていくと「この後の展開どうなるんだ!?」というシーンが出てきます。
特に、起承転結の「転」でストーリーが大きく動いたとき、「もう続きが気になって仕方ない...!」って気持ちになります。
本を読みながらも先のストーリーを想像しています。
先の展開だけじゃなく、終わったあとのストーリー、後日談を想像するのも楽しいですね。
恋愛小説でいうと、2人が結ばれてハッピーエンドになった後、「この後もずっと幸せに生活していくんだろうなぁ」と「障害があっても乗り越えていけるだろうな」とかですね。
描かれていない余白までイメージしやすいのも小説の面白いところですね。
⑤本を通して交友関係が広がる
本好きの周りには読書好きが自然と集まるもの。本を通して交友関係が広がっていきます。
リアルでの友人や家族と本を共有したり、Twitterやブログで感想をシェアしたり。定期的に読書会が行われている地域もありますね。
同じ本を読んでも、読む人によって感想はさまざまです。好きなシーン、好きな登場人物、好きなセリフまでも違ってきます。
自分とは違った解釈、新しい発見があったりと、他人の感想を見るとより深く本の世界を知れるのも読書のメリットですね。
読書仲間を作り、読んだ本や感想をシェアするのも楽しいですよ。
一番手軽に読書仲間を増やせるのはツイッターです。
ツイッターでは#ハッシュタグを利用した交流が盛んに交流が行われています。
読書専用のアカウントを作って読んだ本をシェアすると面白いです。
読書関係のハッシュタグ

ビジネス書が好きな人にこそ小説を読むべき
ビジネス書を好む人は、日頃から自己啓発に励む向上心のある方だと思います。
向上心があるからこそ、物語を通してさまざまなヒントを得て、自分の成長に変えられると思うんですよね。
物語の中にも、私たちの人間関係やビジネスシーンに使えるようなヒントがたくさん隠れています。
そういった要素を探しながら読んでみるのも楽しいですよ。
この記事のおさらい
小説から得られるメリット
- 共感力が上がる
- ユーモアや語彙力が身に付く
- 多彩な比喩に触れられる
- 想像力が鍛えられる
- 本を通して読書仲間が増える
余談ですが、メリットをもう1つ付け加えておきます。
基本的に小説は、"財布にやさしい"です。
大抵の小説は文庫版が出ているので、1冊600〜800円程度と値段も安いんですよ。
ビジネス書の半分以下。気軽に買える値段なのは有難いですね!!
小説はメディアミックス作品がおすすめ
メディアミックス=映像化されている小説なら入門にうってつけです。
ぜひ映像とは違った良さを感じて見てください。
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